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2019年10月 オレンジ

今回のテーマは「オレンジ」。 街には、黒とオレンジ色で溢れ、視覚からハロウィンの訪れを感じますね。 一方、文庫に来た子どもたちは、オレンジと聞くと、にんじん、夕焼け、朝焼け、卵の黄身、陸上部のユニフォーム、月、炎、ジンジャーヘアなど自由に想像してしまうようです。 今回のヒット絵本は、 「大きなたまご」 「おひさまのたまご」 「しりたがりやのちいさな魚のお話」 「オレンジいろのめうし」 などなど、エルサ・ベスコフの絵本が多い気がしました。 久しぶりに遊びに来た小さなゆきこちゃんを囲み、文庫に長く通っている大きな子どもたちが、「ベンジーのもうふ」などを読んであげるほほえましい姿や、みんなでお菓子をわいわい囲みながら「だるまちゃんとかまどんちゃん」を、自主的にぐるぐる音読している様子を見ていると、あかいはこの会が成熟したなぁとしみじみ。本を介したコミュニケーション、時を分かち合える場所、改めて気づきを頂いたのでした。 手遊び工作は、香りのサシェ。羊の毛とオレンジの精油、もしくは乾燥ラベンダーとラベンダー精油の組み合わせで、チクチク縫い物をしました。ミッフィー柄のオレンジ色の手縫いや、銀杏のかたちのサシェ、それぞれお気に入りが完成。 ゆきこちゃんは、なんと工作で、ハサミデビュー! 「Les amis de la ferme」 や、 「わたしの手」 など、指先を動かす喜びを知り始めたゆきこちゃんに今、必要な絵本の出会いもあり、貴重な瞬間に多く立ち会えたのでした。Merci!

神楽坂・えほんパークレット

6月16日日曜日、 神楽坂・えほんパークレット にて、あかいはこ出版からできたてほやほやの「おにのたね」を読みました。 絵本を通じて国際交流を図るということで、フランス部門に参加。もともとはポケットサイズの日仏バイリンガル紙芝居を拡大して読みました。 ところが会場はガヤガヤ。チビちゃんたち、聞いちゃいない。つかみがイマイチだったかしら? ストーリー中で、チョコ王子が、転んで買ったばかりの鬼のお面が壊れてしまい、大泣きしてしまいます。 私も大コケで泣きたい気分! 心が晴れても雨でも、読み続けるのです。 というわけで、忘れがたいひとときとなりました。

2019年5月 むらさき

2019年5月のあかいはこのお題は「むらさき」ということで、紫色の本、すみれやカキツバタやら紫色のものが出てくる本を主にセレクトする予定でしたが、紫を基調とした本は意外に少ないことに気がつきました。 そこで選んだ絵本は、和紙をふんだんに使った「お月さん舟でおでかけなされ」「ばけねこになりたい」「お江戸の百太郎」「ちいさなこいのぼりのぼうけん」などです。 私のお気に入り絵本でも「おしいれの中のみこたん」は、表紙の猫が紫なだけ、フランス語の数字の絵本「Touche les chiffres du bout des doigts 」の9の数字でうわーっとブドウの房が出てくるくらいです。どなたかまた素敵なご本があったら教えてくださいね。 工作では、透明プラスチックのコップを2つに重ねてくるくる回す万華鏡を作りました。もちろん、むらさきが条件! 今回、近所に住む中学1年生のお兄さんお姉さん方がたくさん来てくれて、中には、清少納言の枕の草子「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少し明かりて紫だちたる雲の 細くたなびきたる」を絵にして再現するお姉さまもいらっしゃり、現代っ子の雅な琴線に触れ、ありありと感動したのでございます。また、普段はシャイでゲーマーな参加者方が「マルラゲットとオオカミ」の絵本を交代で読み聞かせしてくれましたが、ハイクオリティーでびっくり。実は、小学校で読み聞かせボランティアをしていたとのこと。みんな奥ゆかしくも、すごい世界を秘めているんだなあと、子ども達の力を垣間見ることができました。 活動後、私は稚拙なもので、「なまずさんとなすびさんむらさきをさがしに」というお話をひとつこしらえることができ、大満足。またこれが絵本となり、小さな手元からお話が生まれくれたらと思っております。

2019年2月 チョコレート

2月のあかいはこは、バレンタインデー直前でしたのでテーマは「チョコレート」! チョコレートの絵本も探せばあるもので、プレゼントするはずのチョコレートの箱が空っぽになっていて...というお話の絵本「こねこのチョコレート」をはじめ、チョコレートの本場「ウィーン」を詳しく紹介する絵本、それからバレンタインにちなんで、誰かを想う気持ちをテーマにした絵本も揃えました。 この日は、あかいはこオリジナル絵本「パンパンチョコケーキ」を初披露。小さい絵本ですがページをめくる楽しさに皆釘付け! あかいはこではテーマの絵本、季節に合わせて読んでほしい本などを、来てくれる子ども達の好みを想像しながら絵本箱に揃え、自由に手に取ってもらえるよう毎回準備しています。また今回は最近亡くなられたトミー・ウンゲラー氏への追悼を込めて彼の画集も絵本箱に忍ばせましたが、全くスルー...。皆んないい具合にこちらの予想を裏切り、結局は本棚に普通に並べている本に手を伸ばし、読んでいることがとても多いのです。 例えば、動物を撫でる触覚的効果の得られる「Les amis de la ferme」や、実際にカレーの匂いを嗅ぐことができる「おともだちカレー」、視覚的にテクスチャー感のあるグラフィックの「きつねのパンとねこのパン」などが人気。毎回あかいはこに来ては、儀式のように同じ本を引っ張り出して「読んで〜」とお願いして来る子もいます。 そして工作では気持ちを春に向けて、イースターエッグのデコパッチを楽しみました。小さなお子さんには少し難しかったようですが、色とりどりの紙片やテープをたまごに糊づけし、個性あふれる作品がずらり揃いました。待ち遠しい春の訪れも、すぐそこです。 次回のあかいはこは5月15日(水)を予定しています。テーマは藤色をイメージして「むらさき」です。

日仏バイリンガル絵本 『Mandarine et Citron ミカンちゃんとレモンくん』

日仏バイリンガル絵本 『 Mandarine et Citron ミカンちゃんとレモンくん 』 みんな一番になりたくて、 ミカンちゃんとレモンくんが大げんか。 子どもは世界共通、果物大好き。 好きな果物、フランス語で言えるかな? こちらの物語を、音声(フランス語)にてお聞き頂けます。 声:Peggy Heuré 日仏バイリンガル絵本 『 Mandarine et Citron ミカンちゃんとレモンくん 』  ¥ 2,400 + tax Texte Annie Murat アニイミュラ さく Illustrations et traduction Hiromi Nakamura なかむらひろみ えとやく  ご購入は こちら から 。 ご注文・お問い合わせは、欧明社  http://www.omeisha.com  まで。

2e NUIT DE LA LECTURE 第二回読書の夕べ

2019年1月「 2e NUIT DE LA LECTURE 第二回読書の夕べ 」と題し、声に出して読む楽しみ・聴く楽しみをスローガンに、私が勤務しているアンスティチュ・フランセ東京のフランス人講師2人が、昨年から立ち上げた読書活動のイベントが行われました。 「もちろん、読んでくれるわよね?」と声をかけられ、「う、うん」と断れない私。今年初めに亡くなったジョン・バーニンガムの追悼も込めて『C’est un secret  』を読みました。アンスティチュでは火曜日にお話の時間という読み聞かせも担当していますが、この絵本を読めば必ずどんな子どもも楽しんでもらってきた反応を知っていたので、催事にピッタリなこの一冊、自信を持って読むことができました。絵本に出てくる猫のマルコム人形のお土産も、フランス人のちびっこに喜ばれました。朗読したい人は、誰でも参加できる良いイベントです。ちなみに私の生徒さんもヴェルレーヌの詩を一生懸命フランス語で読んでいました。 今回のイベントの朗読者数は135人で、朗読プログラム数は80。来場者は600人、夜な夜な朗読時間を合計すると21時間!どんどん大規模になる予感です。

Akaïhako : activité de création de conte bilingue franco-japonais
あかいはこは2つの活動で構成されています。

(1) 読書活動 ~おはなしの生まれる場所 あかいはこ~ あかいはこは、「本町なのに本がなーい」で渋谷区本町で始まった2014年から続ける読書活動です。3ヶ月毎四季折々のテーマをもとに選書された絵本をあかい箱に並べ、お話に関連した工作や読み聞かせもお楽しみいただけます。子どもたちやママとのおしゃべりから生まれた手製の絵本もご覧いただけます。 あかいはこちびっこは紹介制で参加できます。一人参加費は300円です。 100冊絵本を読んだお子さんには、好きな絵本が一冊プレゼントされます。 (2)日仏バイリンガル絵本活動 ~外国語を好きになるきっかけになりますように~ 日本にいても日本語だけでなく、フランス語、英語など、バイリンガルの子どもたちは増えています。 文字が認識できるようになった段階にいる子どもたちにとって、本や教科書にアクセスするのは想像以上にハードルが高く、実際に自発的な読み書きの力が育まれるまで、非常に時間と細かいプロセスとサポートが必要になります。特に、外国語学習のプレッシャーから、読み書きへのアレルギーを抱えてつまずいてしまうお子さんも少なくありません。 あかいはこでは、リテラシーを獲得するスモールステップの支援として、母がひざの上で読んでくれたあたたかな時間と外国語の響きから読む楽しみが生まれたらと思っています。売り上げは、ホームメイドなバイリンガル絵本の制作費になります。 主催者の Hiromi は、アンスティチュ・フランセ東京にて、5歳から15歳までフランス人児童や、国際結婚の子ども、習得したフランス語を保持・育成が目的の海外帰国生やフランス語習得を目的とした国内在住の子どもやインターナショナルに通う児童を対象にフランス語を教えている。また、フランス語の絵本読み聞かせアトリエ L'Heure du cotne を担当。フランスの出版社 Editions du taillepage での日仏バイリンガル絵本の創作・翻訳活動( www.editions-taillepage.com) や、カナダの脳神経言語学者クロード・ジャーマン氏と読み書きをサポートする教材クマの Pollux シリーズの制作を行う。 1. La tapisserie de livres Les petit...